ベトナム中部の都市ドンホイをご存じでしょうか。世界遺産フォンニャ=ケバン国立公園の玄関口として知られるこの街が今、大規模な観光開発とともに不動産市場でも注目を集めています。本記事では、ドンホイの観光インフラ整備の現状と、それが不動産投資にどのような可能性をもたらすのかを解説します。
ドンホイとは?ベトナム中部クアンビン省の中心都市
ドンホイ(Dong Hoi)は、ベトナム中部クアンビン省の省都です。ハノイから南へ約500km、ダナンから北へ約300kmに位置し、東シナ海に面した美しい海岸線を持つ都市として知られています。
人口は約13万人の小都市ですが、2003年にフォンニャ=ケバン国立公園がユネスコ世界遺産に登録されて以降、観光客数が急増。近年はベトナム政府が「観光立国」政策の一環として、この地域への大規模インフラ投資を進めています。
ドンホイ空港(ドンホイ・クアンビン空港)はハノイ・ホーチミン市からの国内線が就航しており、アクセスも改善が進んでいます。国際線の就航計画も浮上しており、実現すれば外国人観光客の大幅な増加が見込まれます。
ニャットレービーチ|6kmの白砂が広がる未開発の楽園
ドンホイ市街地に隣接するニャットレービーチ(Nhat Le Beach)は、約6kmにわたって白砂が続くベトナム屈指のビーチです。ダナンやニャチャンに比べて開発が進んでおらず、観光客の混雑もなく、静かなリゾート環境が保たれています。
この「未開発」という状態は、裏を返せば投資家にとっての先行者メリットが大きいことを意味します。ダナンが2010年代に急速な観光開発を経て不動産価格が数倍に跳ね上がった事例を考えると、ドンホイは「10年前のダナン」になり得るポテンシャルを秘めています。
実際にベトナムの大手デベロッパーや国際ホテルチェーンがこのエリアへの参入を始めており、ビーチフロントのリゾート開発プロジェクトが複数動き出しています。
観光インフラ整備が加速する3つの理由
1. 世界遺産フォンニャ=ケバン国立公園の集客力
フォンニャ=ケバン国立公園には、世界最大の洞窟「ソンドン洞窟」をはじめ、フォンニャ洞窟、ティエンソン洞窟など300を超える洞窟群があります。2003年のユネスコ世界遺産登録後、さらに2015年には登録範囲が拡大され、国際的な認知度が飛躍的に高まりました。
コロナ禍からの回復も顕著で、クアンビン省への観光客数は右肩上がりで推移しています。ベトナム政府観光局は、この地域を「持続可能な観光のモデルケース」として位置づけ、エコツーリズムとリゾート開発の両立を推進しています。
2. 交通インフラの拡充
ドンホイへのアクセスは年々改善されています。ドンホイ・クアンビン空港の拡張工事が進み、国内主要都市からの直行便が増便傾向にあります。将来的には国際線ターミナルの整備も計画されており、韓国や日本からの直行便就航が実現すれば、外国人観光客の流入が飛躍的に増加するでしょう。
また、南北統一鉄道のドンホイ駅は既に運用されており、高速道路網の整備も進行中です。ハノイ〜ドンホイ間の所要時間は今後さらに短縮される見込みです。
3. ベトナム政府の観光振興政策
ベトナム政府は2030年までに観光産業をGDPの14〜15%を占める主要産業に育成する方針を掲げています。クアンビン省はその重点開発地域のひとつに指定されており、外資系ホテルチェーンの誘致やリゾート開発の規制緩和が進んでいます。
こうした政策的な後押しは、不動産投資家にとって中長期的な成長シナリオを描きやすい環境と言えます。
ドンホイの不動産市場|現在の価格帯と投資形態
ドンホイの不動産市場はまだ発展途上にあります。ホーチミン市やダナンと比較すると価格水準は低く、ビーチフロントの物件でも比較的手の届きやすい価格帯で取引されています。
投資形態としては、主に以下の3つが注目されています。
ホテルコンドミニアム(ホテル運営型)
国際ホテルブランドが運営するコンドミニアムを購入し、ホテル客室として運営委託する形態です。オーナーは宿泊収益の分配を受ける仕組みで、自身で賃貸管理する手間がなく、海外在住の投資家にも適しています。運営契約に基づく利回り保証が付くケースもあります。
ヴィラ・タウンハウス
ビーチ近くの戸建てヴィラやタウンハウスも開発が進んでいます。ベトナム人の国内旅行需要の増加に伴い、民泊・短期レンタルの需要が見込まれます。
土地
更地での投資も選択肢のひとつですが、外国人はベトナムで土地を直接所有できないため注意が必要です。コンドミニアムやアパートメントは最大50年間の所有権が認められています。
ドンホイ不動産投資のリスクと注意点
ドンホイへの不動産投資にはポテンシャルがある一方、以下のリスクを十分に理解しておく必要があります。
流動性リスク
ドンホイの不動産市場はまだ規模が小さく、売却時に買い手がすぐ見つからない可能性があります。中長期保有を前提とした投資計画が求められます。
開発遅延リスク
新興エリアでは、プロジェクトの完成が予定より遅れるケースが珍しくありません。デベロッパーの実績や財務体質を十分に確認することが重要です。
法制度リスク
ベトナムの不動産関連法規は頻繁に改正されます。外国人の所有権制限(最大50年)やVAT(付加価値税)、譲渡益課税など、最新の法規制を専門家に確認してから判断してください。
自然災害リスク
ベトナム中部は台風の通り道にあたり、10〜11月の雨季に洪水被害が発生することがあります。物件選びの際は、建物の耐久性や立地の標高を確認することをおすすめします。
まとめ
- ドンホイは世界遺産フォンニャ=ケバンの玄関口として観光開発が加速している
- ニャットレービーチは「10年前のダナン」とも評される未開発リゾートエリア
- ホテルコンドミニアムを中心に、比較的手の届きやすい価格帯で投資機会がある
- 流動性・開発遅延・法制度のリスクを理解し、中長期視点での投資判断が重要
- ベトナム政府の観光振興政策が追い風となり、今後の成長ポテンシャルは高い
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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品の購入を勧誘・推奨するものではありません。海外不動産投資にはカントリーリスク・為替リスク・法制度リスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
