海外不動産を購入する際、多くの方が見落とすのが「購入後にかかる年間コスト」です。物件価格は把握していても、管理費・税金・維持費の内訳まで正確に理解している方は多くありません。本記事では、DOLCE PENISOLA(ドルチェ・ペニソラ)購入後にかかる年間コストを、ベトナムの税制を踏まえて具体的に整理します。
ドルチェ・ペニソラ購入後の年間コストは?
ベトナムには日本の固定資産税はなく、非農業用土地使用税(年0.03〜0.15%)と管理費が主な年間コストです。ホテル運営型のため管理実務は運営会社が担います。
注記: 本記事は2026年4月時点の公開情報を基に作成しています。ベトナムの税制・法制度は改正されることがあり、実際の税額は保有期間・名義・賃貸形態により変動します。購入検討時は税理士・弁護士等の専門家にご相談ください。
| 物件名 | DOLCE PENISOLA(ドルチェ・ペニソラ) |
|---|---|
| 所在地 | ベトナム・クアンビン省ドンホイ市 |
| 運営 | Wyndham Hotels |
| 価格帯 | 約1,329万円〜 |
| タイプ | ビーチフロント・リゾートコンドミニアム |
| 施工 | Coteccons |
| 竣工 | 2027年頃(暫定) |
ドルチェ・ペニソラの購入時にかかる費用は?
購入時には物件価格に加えて、ベトナムの法律に基づく各種税金・手数料が発生します。弊社が把握している主な項目を整理しました。
まず最も金額が大きいのが付加価値税(VAT:Value Added Tax)で、新築物件購入時に物件価格の10%が課されます。これは契約時に支払う必要があり、約1,329万円の物件であれば約133万円が加算される計算です。
次にメンテナンス基金として、物件価格の2%を購入時に一度だけ拠出する義務があります。これはベトナムの住宅法に基づき、共用部の大規模修繕などに充てられる基金です。約1,329万円の物件では約27万円が該当します。
さらに、所有権の移転登記時には登録税(Registration Fee)として価格の0.5%程度が発生します。これらを合算すると、購入時費用の目安は物件価格の約12〜13%程度となります。
ベトナムに固定資産税はある?非農業用土地使用税の実情

結論から申し上げると、ベトナムには日本の「固定資産税」に相当する税金は存在しません。代わりに、非農業用土地使用税(Non-agricultural Land Use Tax、非農地使用税法48/2010/QH12)という制度があります。
この税金の税率は、住宅・アパートの場合概ね0.03〜0.15%の累進課税となっています。面積や地域によって税率が変動する仕組みで、一般的なコンドミニアムの場合は低率帯に収まるケースが多いのが実情です。
ドルチェ・ペニソラのようなコンドミニアム型物件では、各戸の土地持分が建物全体で按分されるため、年間税額は少額にとどまるのが通例です。日本の固定資産税・都市計画税(物件評価額の1.7%程度)と比較すると、ベトナムの土地関連税は大幅に軽い水準と言えます。
なお、具体的な税額は物件の正式登記後に決定されるため、購入検討段階では概算での把握となります。正確な税額を知りたい場合は、JETROのベトナム税制資料や現地税理士への相談をおすすめします。
月額の管理費はいくら?ホテル運営型の特徴

ベトナムの一般的なコンドミニアムの月額管理費は、概ねUSD1/m²/月程度(セカイプロパティ調べ)が相場です。Savillsの公表データでは、ホーチミン市でVND18,000〜30,000/m²/月(2024年3月時点)とされています。
ただし、ドルチェ・ペニソラはホテル運営型のため、一般的なコンドミニアムとは構造が異なります。共用部の清掃・セキュリティ・フロント対応などはWyndhamの運営部門が一括で担う仕組みで、オーナーが個別に管理会社を選ぶ必要がありません。
運営方式の特徴として、ホテル売上から運営会社の取り分(概ね25〜40%)が控除される形でオーナーに収益が分配されます。つまり、管理費が独立した項目として毎月請求されるのではなく、収益からの控除という形で実質的な管理コストが反映される構造です。
これにより、所有者としては「管理費の滞納」「修繕積立金の不足」といった一般コンドミニアムで起こりがちな問題から解放される点がメリットと言えます。ホテル運営契約の詳細や取り分の内訳については、ドルチェ・ペニソラのLPページから資料をご請求いただけます。
賃貸運用するなら年間どれくらい税金がかかる?

個人オーナーがベトナム国内で賃貸収入を得る場合、簡易方式(Presumptive Method)という仕組みが適用されるケースが一般的です。売上に対して概ね合計10%程度(VAT 5%+個人所得税(PIT:Personal Income Tax)5%)が課税される形となります。
ただし、実際の税率は賃貸形態(短期賃貸・長期賃貸)、契約形態(個人契約・法人契約)、所得規模、居住者区分(ベトナム居住者・非居住者)によって変動します。ドルチェ・ペニソラのようなホテル運営型の場合は、運営会社が税務処理を代行する仕組みが一般的で、オーナー個人での複雑な申告が不要となるケースが多いのが特徴です。
また、日本居住者の場合はベトナムで得た賃料収入を日本でも申告する必要があります。日越租税条約により二重課税は調整される仕組みですが、個別の申告内容は必ず日本の税理士にご相談ください。
詳細な税務上の取り扱いはPwCベトナム ポケットタックスブック2024にも記載されています。
10年間のトータルコストを試算すると?

約1,329万円のドルチェ・ペニソラを購入し、10年間保有した場合のトータルコスト目安を試算します。あくまで一般的なレンジでの概算です。
| 項目 | 目安金額 | 発生タイミング |
|---|---|---|
| VAT(10%) | 約133万円 | 購入時1回 |
| メンテナンス基金(2%) | 約27万円 | 購入時1回 |
| 登録税(0.5%) | 約7万円 | 登記時1回 |
| 非農業用土地使用税 | 年間少額 | 毎年 |
| 運営管理(売上控除) | 収益の25〜40% | 運営期間中 |
| 賃貸所得税(簡易方式) | 売上の約10% | 運営期間中 |
購入時の初期費用合計は物件価格の約12〜13%程度、保有中の年間固定コストは非農業用土地使用税のみで、一般的なコンドミニアムと比較しても維持コストは限定的です。日本の不動産投資で言えば、固定資産税・都市計画税が年間20〜30万円かかるケースと比べ、ベトナムの保有コストは軽い水準となります。
一方、ホテル運営型という物件特性上、収益からの運営会社取り分が控除される点は理解しておく必要があります。ただし、その対価としてオーナーは自主管理の手間から解放され、Wyndhamブランドのブランド力を活用した集客が期待できる構造です。
具体的なシミュレーション資料(間取り別の収益試算・税金内訳)はドルチェ・ペニソラの資料請求ページから無料でお取り寄せいただけます。
まとめ
ドルチェ・ペニソラ購入後にかかる年間コストのポイントを整理します。
- ベトナムには日本の固定資産税はなく、非農業用土地使用税(年0.03〜0.15%)が該当する
- コンドミニアムの場合、土地持分が小さいため年間税額は少額に収まる傾向
- 購入時費用は物件価格の約12〜13%(VAT 10%+メンテナンス基金2%+登録税0.5%)
- ホテル運営型のため、管理費は売上からの控除という形で実質反映される
- 賃貸運用時は簡易方式で売上の約10%が課税対象(個別判断は税理士相談必須)
よくある質問
ドルチェ・ペニソラに固定資産税はかかりますか?
ベトナムには日本の固定資産税に相当する税はなく、非農業用土地使用税(年0.03〜0.15%)が該当します。コンドミニアムでは少額です。
購入時にかかる費用は合計どれくらいですか?
VAT10%・メンテナンス基金2%・登録税0.5%程度で、物件価格の約12〜13%が購入時費用の目安となります。個別見積りは資料請求ください。
管理費は毎月いくらですか?
ホテル運営型のため、管理費は独立請求ではなくホテル売上からの運営会社取り分(25〜40%)として反映される構造です。詳細は資料をご確認ください。
賃貸運用したら税金はどうなりますか?
個人の簡易方式で売上の概ね10%(VAT5%+PIT5%)が課税されます。日本での申告も必要なため、必ず税理士にご相談ください。
日本で確定申告は必要ですか?
日本居住者はベトナムの賃料収入も日本で申告が必要です。日越租税条約で二重課税は調整されますが、個別対応は税理士相談必須です。
出典:
・JETRO ベトナム税制: https://www.jetro.go.jp/world/asia/vn/invest_04.html
・PwC ベトナム ポケットタックスブック 2024: https://www.pwc.com/vn/en/publications/2024/ptb-2024-jp.pdf
・国土交通省 海外建設・不動産市場DB: https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/kokusai/kensetsu_database/vietnam/page3.html
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の商品の購入を勧誘・推奨するものではありません。海外不動産投資にはカントリーリスク・為替リスク・法制度リスクがあります。税制・法制度は改正されることがあり、個別の税務判断は必ず税理士等の専門家にご相談ください。利回り保証はホテル運営契約に基づくものであり、元本保証ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
